RC住宅はデザインの自由度が高い

店舗や賃貸住宅としても幅広く活用可能

RC住宅の人気とニーズが高まる理由とは

マンションなどの集合住宅に限らず、今や一戸建て住宅でもRC構造によるRC住宅が増えてきましたが、その根強い人気の秘密はどんなところにあるのでしょうか。

そもそもRC構造の住宅の場合は、型枠にコンクリートを流し込んで固める建築技法であるため、デザインの自由度が高くなります。RC構造によって建てられたRC自由宅を上から見下ろした場合、四角い形状の住宅もあれば、円形・楕円形など、住まいの形状やデザインにも多彩な特色が見られます。木造住宅とは違い、梁 (はり) や柱などの土台を骨組みする必要もありません。

柱や梁を設置する代わりに、主に鉄筋で骨組みを整え、室内の壁で建物の構造を支える仕組みになっているため、小さな部屋から広い空間の大部屋まで自由自在に設計できるのが強みです。RC構造の建物は一般家庭向けの住宅だけではなく、店舗や賃貸住宅として活用するなど、幅広い用途や目的で利用できるのも大きなメリットです。

リフォーム・リノベーションにも最適

長い人生の中で家族の生活スタイルも変化し、リフォームやリノベーションが必要になる時期もあるでしょう。子どもが独立して、これまで使っていた部屋を賃貸用にリフフォームしたい、高齢の家族と同居することになり、リフォームして住み心地をもっと良くしたいなど、家族の年齢や生活状況によってもさまざまな要望が出てきます。

RC住宅はもともと梁や柱がなく、基本的に壁によって仕切られているので、室内の間取りやデザインの自由度が高くなっています。そのため、リフォームやリノベーションもしやすくなります。室内の湿気や結露が気になる場合は、住まい環境の状況に応じてリフォームを行うことによって空気の流れが良くなり、改善されるケースも多いです。

リフォームやリノベーションを行った場合でも、RC住宅の耐久性・耐火性の高さは変わらず、より快適な住まい環境を維持することができるでしょう。